フォーマル・礼服シーン
【礼服と喪服の違い】メンズの着こなしマナーと失敗しない選び方を徹底解説
冠婚葬祭の場で着用する礼服や喪服は、似ているようで用途やマナーに違いがあります。場面にふさわしい装いを選ぶためにも、基本的な知識を押さえておくことが大切です。
そこで今回は、『礼服と喪服の違い』『【メンズ】礼服の種類5選』『【メンズ】昼と夜の正礼装の違い』『【結婚式編・葬儀編】礼服の着こなし方と基本マナー』『【動画で分かる】礼服・喪服のスーツとの違い』『礼服と喪服の違いを理解してシーンに合った装いを』について見ていきながら、男性向けに礼服と喪服の違いや昼と夜の正礼装の違いを紹介します。
目次
礼服と喪服の違い
礼服とは?
礼服とは、冠婚葬祭や各種式典などのフォーマルな場で着用する服装の総称で、英語では「フォーマルウェア」と呼ばれます。礼服には正礼装・準礼装・略礼装といった種類があり、結婚式や葬儀、式典などのシーンや立場によって適した装いが異なります。社会人として基本的なマナーの一つでもあるため、それぞれの違いを理解しておくことが大切です。
礼服と喪服はどこが違う?
喪服は礼服の一種であり、お通夜や葬儀などの弔事で着用するための服装を指します。結婚式や入学式、卒業式などのお祝いの場で着用する礼服とは異なり、喪服は故人を弔う場面で着用するのが基本です。そのため、礼服と喪服は同じ冠婚葬祭で着用するフォーマルウェアに分類されるものの、着用する目的やシーンに明確な違いがあります。
▽礼服とビジネススーツの違いについて気になる方はこちら。
■ 関連ページ:メンズのフォーマルスーツ(礼服)とは?ビジネススーツとの違い、選び方を紹介
【メンズ】礼服の種類5選
1.【正礼装】モーニングコート
モーニングコートは、乗馬用にフロックコートの前裾を短く、後ろ裾を長く斜めにカットした独特のデザインが特徴です。昼間に着用する礼服の中では最も格式が高く、結婚式では新郎や両家の父親が着用するのが一般的です。また、公的な式典や叙勲、記念パーティーの主催者、葬儀では喪主が着用することもあります。
2.【正礼装】燕尾服
燕尾服は、ジャケットの後ろ裾が燕の尾のように二股に分かれたデザインが特徴の礼服です。夜の正礼装に位置付けられ、格式の高い結婚式や披露宴などで着用されます。男性の場合、白い蝶ネクタイを合わせる「ホワイトタイ」が基本スタイルで、冠婚葬祭で着用されるフォーマルウェアの中でも最高峰の格式を持つ装いとされています。
3.【準礼装】ディレクターズスーツ
(引用:http://www.tuxedostation.jp/)4.【準礼装】タキシード
タキシードは夜の準礼装として知られ、主に夕方以降に開催される結婚式やパーティー、レセプションなどで着用されます。黒の蝶ネクタイを合わせることから「ブラックタイ」とも呼ばれ、招待状に「ブラックタイ着用」と記載がある場合の男性の基本的な装いです。最近は準礼装でありながら、正礼装に準じる装いとして選ばれるケースも増えています。
5.【略礼装(略礼服)】ダークスーツ・ブラックスーツ
略礼装(略礼服)は、結婚式や入学式、卒業式など幅広いフォーマルシーンで着用できる礼服です。濃紺やチャコールグレーなどのダークスーツ、フォーマル用のブラックスーツが代表的で、一般的な礼服として最も着用機会が多いスタイルといえるでしょう。弔事では黒のネクタイと黒い靴下を合わせるのが男性の基本マナーです。
▽略礼服の特徴や選ぶポイントについて詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:略礼服とは?礼服の3つの種類や略礼服を選ぶポイントを紹介!
<一般的なスーツと略礼装(略礼服)のデザインの違い>
1.襟のステッチの違い・・・一般的なスーツにはステッチが入っていますが、冠婚葬祭で着用する礼服や略礼服にはステッチを入れないのが基本とされています。
2.ベントの違い・・・ベントには主に「ノーベント・センターベント・サイドベンツ」がありますが、略礼服には、切れ目のないノーベントが適しています。
3.パンツの裾の違い・・・略礼服の裾はモーニングまたはシングルが基本です。
▽女性の礼服・喪服マナーについて気になる方はこちら。
■ 関連ページ:女性の礼服・喪服マナー|お葬式・お通夜で失礼にならない服装選び
【メンズ】昼と夜の正礼装の違い
昼の正礼装
男性が昼間に着用する正礼装の代表がモーニングコートです。黒や濃いグレーを基調とした格式高い装いで、結婚式や披露宴で新郎や両家の父親が着用することが一般的です。また、記念式典や卒業式などの公式行事のほか、葬儀では喪主の正礼装としても用いられます。モーニングコートは、ホテルで開催される格式の高いパーティーなどでも着用されますが、最近は冠婚葬祭などの特別なシーン以外で着る男性が減っているようです。
夜の正礼装
夜のフォーマルシーンで着用されているのがタキシードです。一般的には18時以降(冬季は17時以降)の行事で着用され、結婚式や披露宴での新郎をはじめ、新郎新婦の父親や主賓、各種式典やパーティーの出席者が着用します。招待状に「ブラックタイ」と記載のある場合、男性はタキシードの着用が基本です。ジャケットはピークドラペルまたはショールカラーが主流で、襟には拝絹が施されています。また、パンツの両脇には側章と呼ばれる1本の装飾のラインが入り、フォーマルな印象を高めています。
【結婚式編】礼服の着こなし方と基本マナー
結婚式では、立場によって適した礼服が異なります。新郎新婦との関係性や結婚式の形式にふさわしい服装で出席しましょう。
・親族として出席する場合・・・両親はモーニングコートなどの正礼装、兄弟や叔父などの親族は準礼装やブラックスーツを着用するのが一般的です。
・主賓・上司として出席する場合・・・本来は昼ならディレクターズスーツ、夜ならタキシードが適していますが、最近はダークスーツで出席する男性も増えています。
・一般ゲスト(友人・同僚)として出席する場合・・・ブラックスーツやダークスーツを基本とし、白やライトグレーなど新郎の衣裳と印象が重なる色は避けましょう。
▽結婚式で着る礼服の選び方について詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:【メンズ向け】結婚式で着る礼服とは?種類や選び方、シーンごとの着こなし方を解説!
【葬儀編】礼服の着こなし方と基本マナー
葬儀やお通夜も立場によって適した服装が異なりますが、白無地のワイシャツに黒のネクタイ・靴下・革靴を合わせる点は共通しています。故人や遺族への弔意を示す落ち着いた装いを心掛けましょう。
・喪主・親族として出席する場合・・・喪主は、お通夜では準喪服のブラックスーツ、葬儀・告別式では正喪服のモーニングコートを着用するのが本来のマナーです。しかし最近は、お通夜から告別式までブラックスーツで統一する男性も増えています。
・遺族としてお通夜へ出席する場合・・・遺族は主催者側の立場となるため、男性は正喪服または準喪服であるブラックスーツを着用するのが一般的です。身内のみで執り行う小規模なお通夜であれば、地味な色合いの平服でも問題ない場合があります。
・一般の弔問客として出席する場合・・・お通夜ではダークスーツによる略喪服でも問題ありませんが、葬儀・告別式ではブラックスーツを着用するのが一般的です。派手な柄物や光沢のある素材、装飾の目立つアイテムは避けましょう。
▽葬儀・葬式で着用する喪服の選び方やアイテムについて詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:【男性】喪服や葬式スーツの服装マナーは?正しい選び方とアイテムを解説
【動画で分かる】礼服・喪服のスーツとの違い
礼服と喪服の違いを理解してシーンに合った装いを
礼服は冠婚葬祭で着用するフォーマルウェアの総称であり、喪服はその中でも弔事に着用する服装を指します。礼服や喪服は、基本的なマナーや着こなしのポイントを押さえ、シーンにふさわしい服装を選ぶことが大切です。
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